解体業務において、重機のアタッチメントは重要な役割を果たします。 作業効率の向上、安全性の維持など、アタッチメントで大きく変わってきます。
しかし、どんなアタッチメントも長期間使用することで劣化や故障による生産性の低下が起こります。
故障により解体作業現場が丸一日ストップしたなどが発生すると、それだけで工期の遅れはもちろん、解体現場スタッフへの給料の支払いなど、無駄な費用が発生しかねません。
実際、当社に修理のご依頼をくださるお客様の7~8割は解体用のアタッチメントになります。
今回は、解体用アタッチメントにおける修理の重要性や、アタッチメント修理にかかる費用相場について詳しく解説します。
■解体用アタッチメントの種類とその役割について
解体用アタッチメントにはさまざまな種類があります。当社へ修理のご依頼をいただく代表的なものには、油圧ハンマー、油圧クラッシャー、スクラップシザーなどがあります。
これらのアタッチメントがどのように機能し、どのような場面で使用されるのかを説明します。
■油圧ハンマー
油圧ハンマーは、油圧システムを利用して強力な打撃を与えるアタッチメントです。
油圧ハンマーの使用される場面は、既存の建物やコンクリート構造物を解体する際に使用されます。強力な打撃力により、壁や床、基礎などを迅速に破壊することができます。
■油圧クラッシャー
油圧クラッシャーは、建設および解体現場で使用される強力なアタッチメントで、主にコンクリートや鉄骨構造物の破砕と切断を行います。
大きな特徴としては破砕力、切断力、精密操作ができることです。
油圧クラッシャーが使用される場面は、建物の解体、鉄筋コンクリートの処理、橋梁の解体、道路工事などが多く、最近では、能登の地震の際に災害復旧として多くの油圧クラッシャーが動く姿を見た方も多いかと思います。
■スクラップシザー
スクラップシザーは、金属の切断や分解に特化したアタッチメントです。
特徴としては強力な切断力、高い精度などがあげられます。また、一部のスクラップシザーは、切断だけでなく、曲げたり、引き裂いたりする機能も持っており、これにより、様々な解体作業に対応できます。
■解体用アタッチメント修理にかかる費用相場について
当社にご相談いただく解体用アタッチメント修理の項目と、費用相場をご紹介します。
■オイル漏れの修理
費用範囲:数万円から10万円程度
内容:シールやホースの交換、オイル交換、漏れ箇所の修理など
■摩耗部品の交換
費用範囲:数万円から20万円程度
内容:ブレードやジョーの交換、ピンやブッシュの交換など
■シリンダーの修理
費用範囲:10万円から30万円程度
内容:シリンダーのオーバーホール、シールキットの交換、ピストンの修理や交換など
■全体的なオーバーホール
費用範囲:50万円から100万円以上
内容:アタッチメント全体の分解・清掃、主要部品の交換、再組立て、動作確認など
※特殊不具合は別途になります。
■解体用重機アタッチメントの修理会社をお探しの方はリペア産業へ!
解体用重機のアタッチメント修理会社をお探しでしたら、当社リペア産業へお電話、もしくは問い合わせください。
当社リペア産業では、豊富な経験と高度な技術を持つ専門スタッフが重機のアタッチメント修理を行っております。 お客様のニーズに合わせた迅速かつ確実なサービスを提供し、安全性と信頼性を重視しております。
お困りの際は、お気軽にお電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。